パートの前日になると寝つきが悪い。職場で顔を合わせるのもつらい…。人間関係がストレスで、パートでないときも気分が苦しくなる方もいるのではないでしょうか。
人間関係はパート先において最も重要な事項です。パート先を思い出すだけで涙が出たり、不安になってしまう時にはもう限界が来ているかもしれません。このまま無理してパートを続けると心身ともに不調が続くことにもなりかねません。
・パート先でよくある人間関係の悩みが分かる
・人間関係を気にしないコツがわかる
・円満退職のコツとお金の不安なくパートを辞めるステップ
この記事を書いたのは…
専業主婦からパート→正社員(フルリモート)&フリーランスWEBデザイナーで働いでいます。
副業をしたり、時短サービスを利用して家でイライラしないワーママを継続中。
もちろん、疲れるときもあるけど、解消のコツも心得ました。
執筆・マコの詳しいプロフィール
再就職のために簿記2級も取得しました。
パートの人間関係の悩み5つ
パート先の人間関係に関する悩みは大きく5つに分けられます。会社全体の風潮によることもありますし、個人的に攻撃されていることもありますが、どちらにしろ、悪意のある嫌がらせはつらいものです。
セクハラ・パワハラ
人間関係での悩みの1つはセクハラやパワハラです。上司やリーダー職の人間など権力のある方から被害を受けることが多く、パートという弱い立場からでは「辞めてください!」と言いにくい環境なのも事実です。
セクハラ、パワハラの種類は年々増え続けていますが、受け取った本人が不快だと思った時点でハラスメントにあたると覚えておきます。体を触るなど明らかなセクハラでなくでも、パートが休みの日にSNSを通じて食事のお誘いを受け続けることも受け取った方が不快に思ったらパワハラであり、セクハラとみなされます。
ハラスメントは会社の雰囲気や悪しき風潮が続いていることもあり、個人では改善が難しい人間関係です。
派閥争いに巻き込まれる
女性が多く働くパート先では派閥争いによって人間関係が複雑化していることもあります。
勤続年数の長い人やリーダー職の人を中心に派閥ができやすく、一度巻き込まれてしまうと抜け出しにくくなってしまいます。
特定のグループに属したら、別のグループの人と一緒に帰ったり、ランチをするだけでも「裏切り行為」とみなされてしまい、翌日から仲間外れのような疎外感を味わう危険も潜んでいます。
派閥争いに加わってしまったときには、自分も派閥の一員として話を合わせなければいけないことも増えてくるので、ストレスもたまります。
独りぼっち
常に一人ぼっちでだれも話しかけてくれないような人間関係も悩みの種になります。
お昼休憩で他のパートさんが楽しく談笑しているのを横目に一人でランチタイムを過ごすのは、寂しい気持ちになって当然です。コミュニケーションの取りづらい人間関係では、仕事をする中で気になることがあっても聞きづらく、作業自体もうまくいかなくなってしまいます。
独りぼっちでいるのが苦手な方にとっては、人間関係のよくない職場です。
明らかな、嫌がらせ
明らかな嫌がらせや陰口を言われているというのも人間関係の顕著な悩みです。自分自身の悪口はもちろんですが、いつも誰かの悪口や不満を漏らしている人がいたり、順番に嫌がらせが回ってくるという職場もあります。
・自分の物を隠される
・自分にだけ情報が回ってこない
・ミスを自分のせいにされる
など誰が見てもわかる嫌がらせがある職場は人間関係がかなり悪い職場です。
苦手な人がいる
性格が合わなかったり、いるだけで威圧感を感じるような人がパート先にいることも人間関係の悩みとなります。苦手な人がたった1人だったとしても、以下のような症状が出ていたら自分にとっては重大な人間関係になります。
・名前を呼ばれるだけで「ドキッ」として、委縮してしまう
・視界に入るだけでなんだか怖い
・声を聴くだけで、不快感を覚える
人間関係の悩みは原因がたった一人だけでも起こる問題です。
パートで人間関係を気にしない3つのコツ
苦手な人がいても、独りぼっちでも気にしないコツを取得できれば、パートを続けることもできます。苦手な人間関係をさらりとこなるコツを3つだけご紹介します。パートの初日から実行するとその後の人間関係で悩みにくくなります。
笑顔で謙虚な姿勢
相手に好印象を与えて、ターゲットにならないようにします。
人間は第一印象が最も心に残りやすく、よい印象さえ残せればこの先多少ミスをしても「仕方ないか」と思ってもらいやすくなるからです。
・朝やトイレで会ったときにはあいさつをする
・口角を意識してあげ、機嫌のよい顔をする
・教えてもらう立場だという謙虚な姿勢を続ける
パートは正社員やリーダーに比べて立場も弱く、業務内容も狭くなるのでかわいがられる存在を目指した方が得します。
深入りしない
職場での人間関係や同僚の悩みにも深入りしないこともパート先の人間関係を良好に保つコツです。深入りするときには良い話よりも、悪い話の方が多いからです。
例えば、AさんとBさんの仲が悪いという噂を聞いたときにも「へー」くらいで聞き流しましょう。そこで「何かあったの?」と詳しく聞いてしまうとあなたも悪口や噂に加担したと思われてしまいます。
職場での人間関係や噂話には、一歩引いたとこからみて、客観的にとらえておきましょう。
名前を覚える
一緒に働く人の名前と顔はすぐに覚えると上手な人間関係が作れるようになります。
自分の顔と名前を憶えてもらえると嬉しくなるで、好印象につながるからです。名前を憶えていることをさりげなくアピールできるように、あいさつや質問するときには
・○○さん、少しお時間いいですか?
など言葉の頭に名前を付けるといいです。
辞め時5つのサイン
人間関係は自分の努力だけでは解決できないことの方が多いです。これからご紹介する5つのサインが現れたら辞め時と捉えて、次へと進んだほうが自分のためです。今よりも良いパート先はたくさんあります。
体調不良
体や心に不調が現れたらパートの辞め時です。ずっと我慢しているのが賞状として表れているときには限界が近づいているサインとも言えます。気づかないふりをしていたり、放置しているとこれから先ずっと付き合っていかなければいけない症状になってしまうこともあります。
・蕁麻疹
・腹痛、頭痛
・何もしていないのに涙が出る
原因不明の不調が1か月以上続いているときや病院に行ってストレスの疑いがあると診断されたら、パートを辞めることを考えてみます。
業務内容が自分に合わない
3か月以上たっても業務内容が覚えられなかったり、通常業務が苦痛に感じるときには自分に合っていない仕事と言えます。苦痛を感じていても無理に続ければ、体調不良やミスにつながります。
一生懸命やっていても評価されなければ、やりがいも失ってしまいます。
・些細な一言で傷つきやすいのに、クレーム処理対応
・人と話すのが好きなのに、工場でライン作業
自分の長所と短所を見つめなおすとともに、パートを続けるか判断します。
人間関係以外も悪い
人間関係はもちろん、給与や休みの取りやすさ、通勤時間なども悪条件だと感じたらパートの辞め時です。福利厚生部分はパートでは改善することが難しいのが現実です。会社の体制は古くから続いているものが多いため、短い期間でよくなるとは考えにくいです。
・通勤に1時間以上かかる
・子供の体調不良でも急に帰りにくい・休みにくい
・パートなのにサービス残業が当たり前
パート先の悪条件は求人情報や面接時に気づくことは困難です。実際に働いてみて、違和感があれば次のパート先を視野に入れ始めていきます。
相談しても解決しない
人間関係での不満を上司や同僚に相談しても解決しないときも辞め時です。上司からパワハラやセクハラを受けていることは会社全体として、問題となるからです。上司や人事課に被害を相談しても、一向に動いてくれないときやなだめられて丸め込まれてしまうときは今後も改善は見込めません。
別の社員にも1週間、1か月と定期的に相談した時に、全く状況が変わっていないときや改善に向けて動いてくれないときにはパートを辞めた方が自分のためになります。
3か月経過した
3か月以上経過しても「自分に合わない」と感じたら、パートの辞め時です。
3か月仕事を続けると、業務内容も一通り覚えられるため仕事仲間にも受けて入れてもらいやすくなるからです。仕事が一人でもできるようになれば、周囲のパートさんと同じ悩みを共有できるようになりますし、相談される立場にもなれます。
一向に仕事が覚えられなかったり、業務をこなせるようになっても人間関係も改善されないときには違うパート先に移るのも1つの手段です。つらい状況の中でも3か月続けられた経験があれば、就職活動をするときの自信にもなります。
仕事と人間関係のできるようになる目安期間を過ぎても「辞めたい」と思ったら円満退職に向けて動きましょう。
パートが辞めたい!決め手は3か月。不安なく、円満退職するコツ
辞められない3つの理由
辞め時のサインがでているのに、あと一歩が踏み出せない理由を3つご紹介します。辞められない理由が分かれば、次の行動へと移れるようになります。
お金がない
パートを辞められない理由の最も大きな原因は「収入への不安」です。毎月入っていた数万円の収入がなくなったときの、家庭への影響は大きいものがあります。今のパート先の待遇がよかったり、勤続年数によって時給が上がっているときもやめられない理由となるでしょう。
会社で社会保険に入っていれば、失業保険が出ますので、次の仕事を見つけるまでのつなぎにできることもあります。
次のパート先が決まっていない
次のパート先が決まっていないこともやめられない理由になります。
資格や手に職がなければ次のパート先を探すことが困難になることはわかっているからです。パートをしながら、家事もこなし、さらに次の就職先を探すことも体力と気力が必要です。
今のパートを辞めた後で次の仕事先が見つからないことや就職活動をしなければならないことが不安になると人間関係が嫌な職場もやめられません。
辞めると言い出せない
辞めることを決めても、いざ上司の前に行くと「辞めます!」の一言が言い出せなくなってしまうことがあります。このように考える人の多くは他人を優先しすぎる傾向が強いです。
少し未来のことを想像して、言えなくなってしまいます。
例えば…
・引き止められたらどうしよう…
・理由は何て言おう…
・自分がいなくなったら、人手不足になってしまう…
とグルグルと頭の中を回っていきます。
私も「辞めます!」の一言を言う時には毎回緊張しています。「今日こそ、言おう!」と思っていたのに気づけば1週間が過ぎてしまったこともありました。退職を伝えるときにはたっと10分だけ無になる覚悟して伝えていました。
退職理由
円満退社を心がける
「立つ鳥跡を濁さず」の言葉を大切にして、とにかく円満退職を心がけます。職場が近所の場合にはスーパーや駅で同僚に会うこともありますし、子供を通して何らかのご縁があることも十分に考えられるからです。
退職理由は前向きなものを選び、人間関係などその後のパートさんたちが不快に思うようなことを伝えるのは避けた方が無難です。円満退職をするためには多少のウソも必要です。ただし、嘘ばかりで固めてしまうとボロが出たり、つじつまが合わなくなり、自分の首を絞めることになってしまいます。
嘘2割、真実8割、前向きな退職理由が円満退社のコツです。
体調不良
自分の体調不良は円満退職理由の一つです。体調不良の中には目には見えないようなデリケートな問題も含まれているため、職場の人からも詳細を突っ込まれにくくなるからです。具体的に伝える必要もありません。
シンプルに「体調不良が続いているので、退職します。」と伝えましょう。
人手不足な時やあなたが優秀な人材だったときには、「長期休み」を提案されることもあります。しかし、辞めたい理由が明確なのであれば、すっぱりやめても問題ありません。
人材不足などは会社側が対応すればよい問題ですので、あなたが気を使う必要はありません。
家庭の事情
家庭の事情で退職理由を伝えることも、円満退職につながります。体調不良と同様に、家庭のことは自分や会社の力だけではどうにもできないことだからです。
・子供の習い事の送り迎えが必要になった
・親の介護をしなければならない
・夫の転勤(引っ越し)
家庭の事情であれば仕方ないと納得されることが多いです。引っ越しや習い事などなど事前に期日が分かるときには退職までの期間が長くなることも考えられます。
スキルアップ
自分のスキルアップの準備期間を退職理由にすることもあります。
・子供が大きくなったので正社員として働きたい
・やりたいことのために資格を取る時間に充てたい
スキルアップで次の就職先が決まっていないときには、いつまでに辞めなければならないという期日がありません。会社からはズルズルと引き留められてしまう危険もあります。退職を伝えるときには「〇月末日に辞めます!」とはっきりと宣言し、退職手続きを進めていきましょう。
不安なく退職する5ステップ
辞められない理由を踏まえて、不安なく退職する5つのステップをご紹介します。
手に職をつける
手に職をつけると転職先の幅が広がるし、自分のやりたいこともはっきりとしてくるからです。自分の好きなことやできることを中心に、転職に役立ちそうな資格を身に着けていきます。
例えば、インテリアショップで働きたいときには「インテリアコーディネーター」や「色彩検定」を選びます。はっきりとは決まっていないけれど、事務職がしたいときには「簿記3級」や「簿記2級」など事務に役立つ資格を取ります。
履歴書に資格が書いてあるだけで採用確立がぐっと高くなります。
私は定時で帰れて、淡々とこなす事務職にあこがれていたので、簿記2級を選びました。経理職から営業事務まで幅広い職種で使えている資格なので、おすすめです。
転職活動をする
辞めると決めたその日から次のパート先を探し始めます。資格勉強と同時進行で進めても構いません。パート探しには時間がかかりますので、派遣会社に登録したり、求人情報を眺めるだけでも大丈夫です。
辞めるための準備を進めているという実感を持つ頃が大切です。条件や業務内容に魅力を感じたら気軽な気持ちで応募してみるのもありです。
転職活動をするとパート先はこんなにたくさんあるのだと実感できるので、今の職場に固執することもなくなっていきます。
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上司に退職を伝える
準備が整い、心の準備もできたら上席に辞める旨を伝えます。
「ちょっとお時間よろしいでしょうか?」と時間を作ってもらい、落ち着いた環境で退職の胸を伝えましょう。伝える事項は
・退職すること
・いつまで続けられるのか
の2点です。
上席から退職の理由を聞かれたら、事前に考えておいた理由をさらりと伝えます。特に聞かなければ伝えなくても大丈夫です。
法律では2週間前に伝えるのが原則とされていますが、引継ぎや後任の方の募集もしなければならないので1か月前には伝えてあげられると親切です。
引継ぎ
自分が行っている業務を後任の方に引き継いでいきます。
事前にノートやファイルに業務の流れや注意点などをまとめておくとスムーズな引継ぎができるようになります。
人間関係がつらいと思っていた職場であっても、あと〇日と思えば多少、気持ちが楽になります。引継ぎ期間は2週間から1か月程度が目安になります。
本当の理由を言わない
パートを辞めることが広まる退職理由について聞かれたりすることがあります。辞める理由は上記に伝えた内容と統一します。本当の理由が人間関係での悩みだったとしても、自分の中だけにとどめた方が円満退職につながります。
人間関係ストレスが減る働き方
会社に勤めていると、人間関係のストレスは多かれ少なかれあります。ここでは私が、人間関係から解放された働き方をご紹介します。
在宅勤務
在宅で完結できる仕事なら出社する必要はありません。たとえば、WEBサイトを作る会社では在宅勤務が一般的となっています。プログラマーやシステムエンジニアなどパソコン1台でどこでも働ける職種を選べば、好きな時に好きな場所で働くことができるようになります。
必要な時にはオンライン会議や電話、メール、チャットワークなどで事務的なやり取りをすることはあります。
雑談や相手のイライラオーラを感じ取ることがないので、人間関係に悩む機会はぐっと減ります。
フリーランス
フリーランスになれば自分だけで稼げるようになります。自分に足りないスキルが必要な時には、同じようにフリーランスとして働いている方と一緒に働くことになりますが、自分で選べるのでストレスはかなり減ります。
お客様も自分で選べるのもフリーランスのいいところです。
フリーで働いている方は仕事に対して、責任感もありますし、相手の気持ちを思いやる言葉使いができる人の多いイメージです。相手への対応1つで仕事をもらえなくなってしまう危機感があるので当然ですね。
お客様も仲間も選べるフリーランスでは、人間関係の悩みが少ないです。
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